【12月14日】高原の神舞 祓川神楽
2019 年 12 月 11 日 水曜日 投稿者:高原町霧島東神社(旧名:霧島山東御在所両所権現社)の社家の年中行事の一つとして、祓川の集落に伝えられています。
狭野神社と同様、400年ほど前にはすでに行われていたと考えられます。
正徳5年(1715)奥書の神歌本の一部が残存しており、その古さがうかがえます。
舞の中には、宮崎県北部の神楽にある「宿借り神事」にも通ずる「門境(かどざかい)」をはじめ、真剣を使用した「剱(つるぎ)」、子供が真剣の刃を握って舞う「中入(なかいり)」(「剱」の一部分)、天神地祇12神になぞらえた12人が約1時間にわたって勇壮に舞う「十二人剱(じゅうににんつるぎ)」、南九州でしか見られない「杵舞(きねめ)」などがあります。
また、神楽最初の「浜下り」では、神楽宿の老婦人に「天照大神」という役割を与えるなど要所で女性を使っており、女性祭祀の名残が見られます。
日時:12月14日(土)19時~
場所:祓川神楽殿
問い合わせ先:高原町 教育総務課 >TEL:0984-42-1484
※注意事項
祓川神楽は、霧島東神社の氏子が、霧島山の神に舞を奉納する最も重要な行事です。
見学される場合は、必ず保存会の指示に従い、写真撮影(特に三脚を使用の場合)は保存会の許可を得てください。
また、神楽は集落の年に一度の大きな行事です。
神楽を見学する際には、焼酎ないし初穂料などをおさめるのが習わしとなっています。