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絶品!山の幸(旧北郷村)

2011 年 4 月 6 日 水曜日 投稿者:

 美郷町北郷区黒木にある小さな集落の一角に今年2月にオープンした「小黒木(こくろぎ)農家レストラン『味さと(みさと)』」をたずねました。

小黒木農家レストラン「味さと」

小黒木農家レストラン「味さと」

 「地域を元気にしたい」と地元の夫婦3組で小黒木集落活性化協議会を立ち上げ、地元の食材を使った四季折々の料理を提供しています。

 スギ材がふんだんに使われた店内には、掘りごたつ式のお座敷とテーブル席があり、木のぬくもりを感じながら食事をすることが出来ます。

 

店内の様子

店内の様子

 この日いただいた「四季のお膳料理」は、春のてんぷら(よもぎ、ふきのとう、しいたけ、ダイズのかき揚げ)、菜の花と金柑の酢の物、ノビルと新たまねぎと人参の酢味噌あえなどが8品並び春を感じるうれしいお膳となっていました。

 また、デザートのふつ団子(よもぎ団子)は、さわやかなよもぎの香りと甘さひかえめのアンコが絶品でした。

春の膳

春の膳

  代表の阿部ひとみさんは、「ここには、四季折々の山の幸がたくさんあるんですよ。多くの方に来てもらって味わっていただき、交流を深めたいですね。これからの季節は、山菜がおいしい季節になるからね。」と笑顔で話されていました。

右が代表の阿部ひとみさん

右が代表の阿部ひとみさん

  

 営業時間は、午前11時~午後3時が昼食、午後3時~午後5時がおやつ、午後6時~午後9時が夕食(金・土曜日だけ、完全予約)で水曜日が定休日。

 詳しくは、「味さと」のホームページでhttp://www.ab.auone-net.jp/~ko-r/index.html

【やまびこが 聞こえる】 美郷町

2011 年 1 月 19 日 水曜日 投稿者:

“火”の恋しい季節になりました。

今でも昔懐かしい木炭「備長炭(びんちょうたん)」の生産がさかんなことをご存知ですか。

九州中央山地の森に囲まれた美郷町北郷区。

40戸あまりが木炭を生産していて、宮崎県内一番の木炭生産地です。火の神様として知られる宇納間地蔵尊もあって、まわりの山々には、照葉樹林がいっぱい。谷々のあちこちで昔懐かしい炭焼き窯から煙がたちのぼって、木炭の生産がさかんに行われています。

炭焼き窯

炭焼き窯

 

炭焼きは、森から切り出してきた原木を3週間ほど乾燥させたあと、窯のなかでさらに水分を抜いて1000℃前後の高温で数日かけて焼きます。火力が衰えたころ、長い鉄棒で窯から取り出します。

窯出し作業

窯出し作業

まだ赤く燃えている炭を取りだす作業を”窯出し”といって木炭が誕生します。

特にアラカシ木炭は、火持ちがよいうえに、火力も強く、「宇納間備長炭」のブランドで出荷されて、焼き鳥や日本料理づくりに人気があるということです。

うなま備長炭として出荷されます

うなま備長炭として出荷されます

箱詰めされた備長炭

箱詰めされた備長炭